変動金利と固定金利、どっちを選ぶべき? 不動産コラム
こんにちは、コヴァエステートです。
住宅ローンを検討する中で、誰もが一度は悩むのが「変動金利」と「固定金利」。
今は変動金利の方が低く見えますが、将来的に金利が上がったらどうなるの?
逆に固定金利を選んで安心を買うべき?
この記事では、それぞれの特徴・メリット・注意点を比較しながら、あなたに合った金利タイプの選び方を分かりやすくご紹介します。
1. そもそも金利タイプって何が違うの?
変動金利とは
金利が半年ごとに見直され、市場金利の動きに応じて変化するタイプです。
日本では長らく低金利が続いており、2025年現在も多くの銀行で0.3〜0.6%台が中心。
ただし、金利が上昇すれば将来の返済額が増える可能性があります。
固定金利とは
借入時の金利が返済期間中ずっと変わらないタイプです。
代表的なのが「フラット35」などの全期間固定金利ローン。
金利は1.4〜1.8%前後と変動型より高めですが、毎月の返済額が変わらない安心感が魅力です。
2. 現在の金利動向(2025年版)
全国的に「変動金利優位」は続く
2025年11月時点、三菱UFJ銀行・りそな銀行など主要行では、変動金利は 0.32〜0.475%前後 が主流。
一方、全期間固定(フラット35)は 約1.72%(融資率9割以下) と依然として高め。
そのため、新規借入者の約7割が変動金利を選んでいるのが現状です。
金融政策の転換により、金利上昇の可能性も
日本銀行がマイナス金利政策を解除したことで、今後は長期的な金利上昇局面に入る可能性があります。
ただし、急激な上昇ではなく「緩やかな上昇」に留まる見通しが多く、短期的には変動優位の流れが続くと見られています。
3. 変動金利・固定金利の比較表
| 比較項目 | 変動金利 | 固定金利 |
|---|---|---|
| 金利水準(2025年現在) | 約0.3〜0.6% | 約1.4〜1.8% |
| 毎月の返済額 | 少なめ | 多め |
| 将来の金利変動リスク | 高い(上がると返済額増) | 低い(一定で安心) |
| 途中返済・借換えのしやすさ | 柔軟に対応可 | 手数料が発生しやすい |
| 向いている人 | 金利変動リスクを取ってでも、低コストを重視したい人 | 安定志向で、将来の返済額を確定させたい人 |
4. 【シミュレーション】3,500万円を借りた場合
条件:返済期間35年・頭金なし・ボーナス返済なし
| 金利タイプ | 金利 | 月々返済額 | 総支払額 | 利息総額 |
|---|---|---|---|---|
| 変動金利(0.5%) | 0.5% | 約 88,400円 | 約 3,722万円 | 約 222万円 |
| 固定金利(1.6%) | 1.6% | 約 106,600円 | 約 4,478万円 | 約 978万円 |
ポイント
- 月々の支払い差は約1.8万円。
- 固定金利の方が安心感はあるものの、総支払額は約750万円多くなる。
- 「どちらを選ぶか」よりも、金利上昇リスクに備える仕組みを持つかどうかが鍵です。
5. どんな人にどちらがおすすめ?
変動金利が向いている人
- 余裕資金があり、金利上昇時も対応できる
- 数年以内に繰上げ返済や借換えを予定している
- 家計をこまめに見直せるタイプ
固定金利が向いている人
- 将来の支出を明確に管理したい
- 共働きでないなど、家計に変動が少ない
- 長期的な安心を重視するタイプ
6. 変動でも固定でも失敗しないためのポイント
①「変動×固定ミックス」も検討を
例えば、借入の半分を固定金利、半分を変動金利にする「ミックス型」もあります。
金利変動リスクを分散でき、バランスの取れた選択肢です。
②変動金利なら「金利上昇シミュレーション」を
将来金利が+1%になった場合、月々いくら増えるかを必ず試算しておきましょう。
支払額が急増しても慌てないよう、家計に“バッファ”を残すことが大切です。
③固定金利なら「タイミング」が重要
金利が上がる前に固定へ切り替えると、長期的にメリットを得られる場合があります。
「借換え」のチャンスを逃さないよう、年1回は金利をチェックしましょう。
まとめ
大切なのは「金利タイプ」よりも「家計とのバランス」
変動金利と固定金利、どちらにもメリットとリスクがあります。
短期的な「安さ」ではなく、将来の収入・支出・ライフイベントを見据えて判断することが重要です。
「金利に合わせて暮らしを変える」のではなく、「暮らしに合わせて金利を選ぶ」——
それが、無理のない住宅ローンの第一歩です。


